描かれたプール、日焼けあとがついた​

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「描かれたプール」は、日常生活における知覚で認識可能な有用性は持ちません。
”絵に描いた餅”を食べられないように、泳ぐことはできない。


しかし、その作品を制作/鑑賞することによって日常を生きる人自体の知覚方法が変化するという形で、作品が体に実際に作用するということは、イメージではなく現実に起こることです。


そうした変容の比喩として、ここでは「日焼けあとがついた」というセンテンスを用いています。


日焼けあとがついたことは事後的にしか判明せず、また、見えて認識できる他人の日焼けあとがつく過程を自分が経験することもできません。この”描かれたプールによる日焼け”に喩えていることが、具体的には作品制作の最中に起きている透明なやりとりや作品鑑賞から受け取る形になりきらない経験を物語るのだとしたら、それらの日焼けあとがつく過程は、展覧会を社会の中で実施するにあたって、実は今、敢えては着目されていない美術作品の側面なのではないでしょうか。なぜなら、その経験は日常生活における知覚では事後的な痕跡としてしか認識しきれず、言語化しづらい部分だからです。だけれど、そういった側面こそが、"なぜそれが作品という形をとるのか”という問いに対しての応答であり、美術作品が作品である所以であると考えます。
 

地下空間にその多くを占めている東京都美術館自体から地上という日常生活の地平に戻った時、体に日焼けあとが残っていることに気づくような経験を展示空間として実行することを目指します。そのことは、あまりに根源的であるからこそ見過ごされがちな美術作品が作品である所以をかたちづくり、都市の中での美術作品鑑賞の形を内容から更新しうるはずです。

 
 
 

都美セレクション グループ展 2020「描かれたプール、日焼けあとがついた」

会期:2020年9月11日(金)~9月30日(水)

会場:東京都美術館 ギャラリーA

休室日:なし

開室時間:9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)

夜間開室:なし

観覧料:無料

主催:日焼け派、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館

助成:公益財団法人朝日新聞文化財団
会期中イベント:
①展示作家全員のアーティスト・トーク 9 月18 日( 金)19 時~配信 https://youtu.be/eVOVuo6I-qA

②小説家の保坂和志さんをゲストにお迎えしてのトーク「日焼けという比喩をめぐって」9 月25 日( 金)19 時~配信予定

両イベント共に「描かれたプール、日焼けあとがついた」YouTubeチャンネルにて配信公開いたします。

お問い合わせ:pool.hiyake@gmail.com

東京都美術館 住所:〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
東京都美術館 都美セレクション グループ展 2020 ページ:
https://www.tobikan.jp/exhibition/2020_groupshow.html

 


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日焼け派とは…
松本玲子、齋藤春佳を発起人とし、大木裕之、長田奈緒、高石晃、冨井大裕を参加作家として迎え、都美セレクション グループ展 2020「描かれたプール日焼けあとがついた」というグループ展を2020年9月に東京都美術館において行うグループです。

twitter: @poolhiyake
instagram: @hi_ya_ke_ha

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