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日焼け派「描かれたプール、日焼けあとがついた」

20241007?(2425)春佳 薄ピンクの大きな紙に切り込みが入ったものを二片

今は学校の帰り道。

なんだか最近は隙間の時間がなかった。

でもただ怠惰だったんだ。

これを交換日記に書こう!という日が何度もあったのに。

昨日なんかは夜眠れなくて3時間くらいごちゃごちゃしていたんだけど、何かをグッと掴むような動きは起こせないと思った。

でも思い返すと、禾日記は描いた。

禾日記はグッと掴むというよりは頭の中に掴んでるものをパッパッと離していくような動きである感じがして、逆に描かないと眠れなさそうだったから描いたんだった。


今朝は子宮頸がん検診の精密検査による出血が一昨日実施してからイマイチ止まらず「レーザーとかの設備がある」という大きい病院に紹介されて、午前中病院に行ったんだけど、「縫うしかないかも」とカーテンの向こうで言われて、「縫う?!」「ヒョエ〜」と言ってそのままあれよあれよと麻酔されて縫った!マジかよ。だいぶ最悪な経験だったけど、私がヒョエーと言った後大丈夫ですか?ってカーテンのこっち側に来てくれた落ち着いた感じの看護師さんが自分の出産の時にそばにいた看護師さんなんかよりも(なんかとは)寄り添ってくれる看護師さんで優しくされて、ありがたかった。でも痛いのと嫌なのとで泣いた。そもそも午前中批評会休むのも嫌だった!というのもついでに合わせて泣いた。私はマジですぐ泣く。だがその前後の時間に現れた登場人物全員がほんとうにかりそめではなく優しかった。

処置後、図で書いて見せてくれた子宮頸部はお化けのキューちゃんのくちびるのようで、それがとてもかわいかったのはなんだか嬉しかった。全体は最悪な出来事のそうした一つ一つの細部に慰められた。


午後批評会。私が出した課題だったから根性で行ったんだけど、だいぶ体調がよくなかった。でもK先生も体調ヤバいみたいで、でもすごくたくさん喋ってたから私は体調が良くないからと言って喋る根性を無くしてはいけない…と思いながら話したが、どんなもんだったか。非常勤四年目がいちばんうまく話せなくなっているきがする。

課題は「速度」だったんだよ。いいでしょ。(?笑)

課題説明では謎にうまく言えないまま黒沢清の「ニンゲン合格」を見せ、菅木志雄の制作ノートの点線のところを読み上げたり、しかしKさんの補足によってかなり意味がわかる形になり、そしてその時Iさんが聞かせてくれたグールドとリヒテルの同じ曲の演奏の速度の違いを紹介してくれてる時のIさんの身体性がもう時空を歪めててやばかった(特大の「〜(チョロリ)」に通じるかも笑)のを見ることができてよかった。

今日の批評会ではダイナミックな作品がズガンズガンとあって、小さき良い作品もあって、課題によって動きが止まるということが多分そんなに起きていなさそうだと感じて、駆動力みたいになったらいいなと思うところもある課題だったからまずそれが嬉しかった。


体調はだいぶよくない。

八王子駅でSさんとばったりあって一緒に展示に行くか誘ってもらって行きたかったけど一刻も早く帰りたくて帰る。

今は座って帰ることができる拝島からの電車に乗ってゆっくりとした速度で武蔵関駅に向かっている。

明日明後日体調がどうなるだろうか?と不安に駆られている。



今は翌朝の電車。禾はあげてもあげても「おっぱい」となってしまい、泣いていた。でもその後池ちゃんに「まず…どうが…どろだらけ…みる」としずしずと言って自分がバイクに乗って泥だらけの場所に突き進む動画をお膝に乗って見て心を立て直していた。

いつも通りのバスに乗ったのに道が混みすぎていて歩いた方が早かった。完全に遅刻していく未来に向かって進んでいる。

この全部が最悪でも、その今日にもいい細部はきっとある。



この10日というか20日間以上の間にかきたいことはたくさんあった。これ玲子ちゃんに伝えたいという瞬間があった!のに、昨日今日の体に塗りつぶされてしまった!

日記ってそういうものだよねと気づく…。

今度玲子にランチもしくは制作の差し入れによって忍び寄ろう。

葉山記をありがとう!暑すぎない気持ちの良い時期に再訪した気持ちになったよ!


私玲子ちゃんの制作中の絵を夢に見たんだよ。

(そんなもん勝手に見ないでほしいよね笑。)

白っぽい少しガヤガヤとした広い空間の中で、透明なケースで囲われた3畳くらいのスペースに玲子はいて、薄ピンクの大きな紙に切り込みが入ったものを二片携えて「まだ途中だから!ウワー!」と言っていた。


制作がんばれー!



___

心配させてしまうようなことばかり書いたような気がしていて追記:今はまた学校の帰り道。吉祥寺駅からバスに乗っている。朝は橋本駅で体!もう帰るか?!と思うピンチな体調だったが、作品をいっぱい見たら元気が出た。帰りの八王子行きバスを逃した時間を図書館に充ててソンタグの「ラディカルな意志のスタイル」を借りて読み読み帰っていたらさらに元気が出てきた。表紙のソンタグが美しすぎて読むことに躊躇いがあったけれど、読むといい感じ。それでこれを書いています笑。カルディのコーヒー豆がセールしていたけれどとても並んでいたので28日までのセール期間中にいつかはたちよれるかもしれないと願ってとにかくただ帰ろうとバスに乗る。もう19時17分。7の日がなんなのかわからなくなりそうだから今一度10月7日に自分が何をしていたのか思い出そうとしてみたけれど、無理で、でも7の日だから有意義に過ごそうと感じて一生懸命家で仕事してたかもしれん。と思い、検索履歴を見ると7の日を検索していて玲子の日記を求めているようだった。それとフラボアの吉祥寺店があるかどうか検索していて、それは多分ゾゾタウンで禾秋服とアイフォンストラップを購入しようと右往左往していた日曜日そこにでてきたフラボアのセール品のパンツが意外とシンプルだが可愛いように見えるが結局服は通販で買ってもうまくいかないという近年の学びと彷徨いを経て、吉祥寺にフラボアの店舗ありそ〜と思ったけど数年前に撤退していたという無の情報を得ていた。あと宇垣美里を検索していて、それはYouTubeで本屋で宇垣さんがキャッキャと本を語る動画を見たからだったと思い出した。この人の本棚のある部屋の底抜けないのかな?本棚どうなってるのかな?と老婆心というか詮索心というかが働く動画であった。その動画のいちばん初めに(ブックファースト店頭に平積みされているからというのもあると思うけれど)あ!この本!と岡真理さんのガザとは何か を手に取って紹介していて、パレスチナについてのことを分かり切ってはいないがこれがそれを知ることができる講義をまとめた読みやすいものだということは知っている、という解像度に共感というか、私もあ!この本!と思ってその後も動画を見続けてしまった。その日はあまりケータイに触っていなかったみたいでそれしか検索履歴はなかった。パソコンで助成金の情報を調べていたようなきもする。

あ!合図展のデータまとめてたかも。

真面目な、アーカイブの日だった。そうだ。

アーカイブへの腰の重さとんでもないと思った。

自分のウェブサイト。

ポートフォリオ。

日焼け派新聞。(…ギャ!と私とレイコを焼き尽くすワード)


振り返っても今振り返っている解像度になってしまう。禾が何してたのか覚えていない。と思って写真を見返すと朝5時23分に撮られた動画でのぎがじぶんのスリッパを履いて遊び回っていて、8時19分にねむってるという証拠が出てきてなんだったっけ?と思い返すと前日は鈴木由衣さんの展覧会を見に行って疲れ果て7時過ぎに眠り、起きた瞬間「のぎそうむせんとちゅうおうせんのった きいろいすべりだい」と前日の記憶を話してくれて、経験を話してくれるんですけど!スゴイ!とびっくりした7の日だった。想起。

今バスを降りて、バスのヘッドライトに照らされた落とし物のマスクの形を何故か記憶してしまった。


突然ですが7という数字の形が、ふたつの線分でなされていることが、この7の日の有様と重ねて語られる日がくるかもしれないという天啓をここに残しておく…。👼

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