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日焼け派「描かれたプール、日焼けあとがついた」

20240129春佳 月曜日は体がバラバラになる。

短い日だったように感じるけれど、今朝のことが遠いようにも感じる。


朝はアップルパイを食べた。昨日の夜、なんとなく焼いた煮りんごと冷凍パイシートだけのシンプルなやつ。切ってから気づいたけれど、網網で四角いのが、この日記イメージ源の両面から触れる面みたいな、テニスコートのネットみたいな感じで可愛いなと思った。切り分ける行為に"piece"と思って、それが寝ぼけ頭に染みていったのもある。




禾ちゃんはちょっと食べが悪かったから卵と山芋と青さのふわふわ焼きという好物も作ったんだけど、あったかいのを掴んで「アチ」と言った(と言った!!!!)のを最後にやはり食べなかった。大好物のいちごだけたくさん食べていた。多分昨日寝るのが23時近くになっていたから、まだ眠いんだと思う。昨夜の禾ちゃんがキャ〜!と叫んで眠らなかった時間、それは禾も眠いのにどうしたらいいかわからない時間で、自分も眠いし結構辛かった。こういう時に池田が寝ちゃっていると、何故女性ばかりが?!産むだけで十分辛いが!と、反射的にムカつく。でも少し考えると、今日私が昼寝してる間はずっと起きてる禾を池田が見ていてくれたんだった。少し考えた方が身のためだ。



保育園に連れて行く途中椿の花を一緒に見た。空が青いのを一緒に見た。私が離れる時に珍しく少し泣いた。この前の金曜日もちょっと泣いていた。今までそんなことほとんどなかったのにどうしたんだろう。私も悲しかった。じゃあ連れて帰りますと言ったっていい。言わない。


帰り道、二羽のヒヨドリが木に留まっているのを見て、嬉しい。嬉しいけれど禾と見たかったなーと思う。こんなことでいいのだろうか。

グッと歯を食いしばる気持ちで家に戻って、先週ジェッソをキャンバスに何度か塗っていたのをちょっと削ってみて、あんまりぴんとこず、そこにアクリルと透明メディウムを使ってナイフでガガっと描いてみた。初めての絵の具の使い方。

禾と一緒にいる現実を放棄するのであれば、ここに、それよりも強いことを起こさなければならないというような気持ちがあった。

そんな方向へいく必要はなくて、禾と一緒にいればいいのに。

月曜日は体がバラバラになる。


それでも、禾と一緒にいてはとてもできないことが進む。一つ一つ。

本当に進んでいるのかどうか不安になって、実際的なこともはさむ。領収証揃えるとか。寒中見舞いも書いた。

禾と2人で風邪をひいてずっとずっと一緒にいた12月頭、本当は制作したい頭の中に浮かぶかけらがほんの一歩も形になっていかないまま消えていって、それはそれで泣いていた。


私この葛藤先週も書いたね?笑

困ったな。



私は要領が悪いゆえに展示前はいつもボロボロになってしまうたちなんだけど、

その経験しかないゆえに、張り詰めればそれでなんとかなると思ってる節がありそうで、

でももしかしたら禾ちゃん発生状態では、張り詰めないで進むしかないのかも?という予感もちょっとある。

張り詰めるにしても、ちゃんと毎日を送らなければならない。

ボロボロにはなれないかもしれない。

それは、長渕剛のキモ書みたいにうおおおお!みたいな凄みで立ち上げるよさじゃないとこかも?

そういう意味では、張り詰めなくてもいい方法が手に入ったらいいなとぼんやり思っている。



お昼に夕飯分のブロッコリーとささみ和えを作って、それと昨日のほうれん草おひたしと納豆2パックを食べた。納豆にカラシは入れなかった。ご飯があると思っていたらなかったからオートミールをチンして、すっごい健康的ですが、と思った。オートミールは腹持ちがいいというかもはや苦しくなる節がある。

お昼を食べながら玲子ちゃんがシェアしてくれたCaroline LeafさんとVeronika soulさんの《Interview》を見た。めっちゃいい!良すぎる!これを2人でやろう!と思った!


Veronikaさんが"I like doing nothing" と言いながら何かしらの制作らしきことをしてしてしまくっているモーション、

Carolineさんがガラスに描いて消して最後は何も残らない、、、みたいなことを言いながら制作をしている姿、

アニメーションと絵とは違うけれど、でも何か、その進んでいないんだけど進んでいること、制作のあり方にシンパシーもありながらそれが素敵な作品であることによって勇気づけられた。


そのまま、イスラエルとパレスチナ間でいつからなぜ争いが起きているのか、というのがまとめられた動画を見た。こんなことも知らなかったのかと思うくらい、さわりが端的にまとめられている動画。https://youtu.be/V1L2hC2tG6o?si=ssgKnZo9rlL2tYfi 

端的だけれど、動画の作られ方は劇的で、涙が出たけれど、涙を出させられるのは危ない、というふうにも思った。とはいえ、こんなことも知らなかった。でも複雑でもあった。そもそも宗教のことがよくわかっていないのが大きいようだった。中学の時の歴史の授業で少しは習ったはずだった。夜皿を洗いながら池ちゃんと話している時「同じアニメ好きだからこそ解釈違いが許せないみたいなこと?」と発語した。



年末に長野の松本での忘年会で、去年パレスチナ問題について勉強会を行なったりしていたAさんとSさんから話を聞くことができて、Sさんという詩人のひとが発信をしていて結構わかりやすい、というのを教えてもらってtwitterでフォローしてるその人が最近

パレスチナ問題に無関心な作家に反吐が出る、後からお気持ち表明だけするのは目に見えてる、という内容をtwitterに書いていて

おそらくその詩人の人はとても直接的な行動を行なっているからこそ、そう言える、そう言うしかないとこまでいく、

だけど

何かが作られるときに、今起きている現実的な社会問題や世界情勢を無視できないという心は必要でありながら、

その抵抗感みたいなものだけが膨らんで、それについて触られていないように見える作品までもが否定されてしまったら、

それは、

それこそ私たちまで

文化まで侵攻されるということなのではないか?

それでいいのか?

とも思った。

でもすでにこの状況が侵攻されている、今現在まさしく侵攻され続けて本当に血を流している人がいる、そうであれば、その現実に応答しない作品を作るということは逆に侵攻されっぱなしということなのだろうか。

答えが出るところまで考えていないから煮え切らない書き方になってしまった。

信頼できる人が勧めていた動画とかをもう少し見て、考えを進めていこうと思う。



昨日の地震はびっくりしたね。

能登半島地震のこと、私も心にある。しかも奥能登はお世話になった人がたくさんいて、、、。

そのうちの連絡をとっていた人は無事だったと教えてもらってほっとした。その方はその時珠州を一旦離れると言っていた。

ビニールハウスに寝泊まりなんて。。。ひどいことだ。

できるだけ、穏やかに過ごせていますように。

なんというか、もう少し若い時は、家内安全無病息災なんて本当につまんないと思っていたけれど、最近はもう願いはそれだ。あとは頑張るのでよろしくお願いしますという気持ち。



夕方制作していて、「この絵は瞬間を引き伸ばすみたいなことをしようとしているのか?」と思った。

そしてそれは玲子ちゃんが作品に対して言っていたことのような気がした。

もう一度その絵を眺めて、「時間をできるだけたっぷりと感じたい」という言葉で、どんどん忘れて輪郭が消えてくこの禾との暮らしについて以前考えていたことを少し思い出した。


夕方少し早めにお迎え。生禾の可愛さに感動する。

A氏がきて一緒に夕飯。夕食の支度をする間禾と遊んでいてくれた。鯖生姜煮、なめこ豆腐わかめ味噌汁、ブロッコリーささみ和え、なんかちんするだけのヤングコーン豚巻き。その後アップルパイを食べてお茶を飲んだ。Aさんが淹れたお茶が美味しかった。おしゃべりをしたが私はあまり頭が冴えておらず「不死鳥の騎士団」のことを「きしちょうのふしだん」と発語したりしていた。禾は初めておまるに座っていた。可愛すぎたが写真はNGでした。

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