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日焼け派「描かれたプール、日焼けあとがついた」

20240203玲子 節分の日、恵比寿にて



春佳サンの日記にあったバスボムの中の小さいたい焼きのおもちゃ、想像の中だけだけどかわいい🐟

寝不足つらかったね! 週も終わりの金曜だからなおさら。この週末は少しゆっくりできるといいな。


今日電話で春佳サンもウルフの『幕間を』借りてみたとのこと◎ 野外劇を上演するある1日のことを書いていて、劇中劇というか小説内演劇もあり、それで「幕間」というタイトルなのと、第一次大戦後から徐々に第二次大戦が始まる気配が近づく時代が背景という、二つの戦争の間という意味での幕間でもある、と解説に書いてあった。私が今まで読んだウルフの作品(そんなに多くない)の中で一番、別の小説や戯曲、詩からの引用が多い印象で、その引用元をたどってみたり、発表当時の読者や文学界隈の人たちの共通認識の中で読むと、また全然違う響きや奥行きを持つのだろうなと思う。


今朝、Fはまた入試の業務で朝早く出発した。今週はそんな日が続きそうだ。私はといえば一緒に早く起きればよかったものの、計画はしていたものの、全然起きられなくて9時近くに目が覚めた。。

今日は昼に恵比寿映像祭のEvelyn Taocheng Wangさんのパフォーマンスを見にいく予定だから、意外と時間がないことになってしまった! 朝ごはんを食べて少し掃除をしたあと、出かける時間になるまで、家でまた「Interview」を見たり調べものをしたりして過ごした。


恵比寿の写真美術館に行くのは少し久しぶり。昨年「風景論以後」という展示を見た。

駅から恵比寿ガーデンプレイスまでの動く歩道の上をいつもはスイスイ歩いて行くけれど、今日はまだまだ眠くて、乗りながら立ち寝。

写真美術館のロッカーで何年振りかにDさんに会ったよ~ ほんの少ししか話さなかったけれど生存を報告できた笑

Evelynさんのパフォーマンス、Dさんから1時間半くらいあるらしいと聞いて怯んだけれど、面白かった。

まずご本人にすごく存在感があって、佇まいが格好いい。エヴリンさんは黒地にチューリップの花束があしらわれた着物を着ていた。通訳さん付きで、アグネス・マーティンと自分の制作についてのテキストを読み上げていく。

時おり練り歩いたり、アグネス・マーティンの厚い画集(数冊)をお腹に乗せて呼吸をしようとしたりする…。最近のEvelynさんの展覧会でアグネス・マーティンの絵画を自分で描き直し、コピーした作品でインスタレーションをした展示があって、その制作にまつわるテキストだった。その詩的な雰囲気をうまく描写できないけれど、自分の身体を通したアグネスマーティン作品との対話、モダニズムペインティングについて、中国という自分のルーツにある文化(書道など)がもつ格式や身体性について触れ、その考察を(明晰でありつつ)感覚的な言葉で綴っていた。3章に分かれていて、各章の締めにEvelynさんが歌う笑 すこし低めのいい声で、わざと練習している風だけれどとてもうまいの笑 しかもテキストに綴られた心情や言葉と重なる歌(しかも日本の歌)を選んで歌っていてよかった。

なんだか、こういうパフォーマンスってありそうで、でも見たことがなかった。


恵比寿映像祭自体は少し縮小した?というか2Fは1作家1作品でたくさん並べた感じ。3FとB1Fはがっつりとしたものもあり見応えがあった。見応えを感じたのは金仁淑さんとリッスントゥーザシティというコレクティヴの作品で、いずれも韓国の作家、グループだった。

どちらも再開発で消えようとする街やコミュニティ、韓国社会の急激な変化の一方で放置されたままになっている障がいのある人たちの人権(とくに外出の自由について)や、破壊される生態系などについて、当事者の生の声を映像に記録して伝えている。

とくにリッスン・トゥ・ザ・シティの、障がいのある人へのインタビューは、インタビューを受けている方(抗議活動もされている方)の言葉にものすごく力があり、それから、こんな状況に置かれているのかと知って衝撃を受ける面もあり‥、いろいろと個人的にも思うところがあって無視できない内容だった。


カメラや映像が記録をするもので、しかも報道や専門家研究者とは違うやり方と立ち位置で入り込めるからこそ写せるものがあるということもあらためて感じた。

それと、(作者も写されている対象も自分のいる国じゃないというところが大きいのかもしれないけれど…、国内のことだと見方が辛くなる傾向が自分にある…)作家が何か自分のテーマを掲げて取材して発表したというのではなくて、取材した相手の言葉がちゃんと見えるというのがよかったのかもしれない。

全てを最後まで見たわけじゃないのですぱっと言えないけれど。



思いの外時間がかかった恵比寿を後にして駒込へ。EvelynさんのKAYOKOYUKIでの個展も見た。スタッフさんがいろいろEvelynさんの情報を教えてくれた(猫を飼ってるとか笑)そして、ぶ厚い作品集を買ってしまった!(買うつもりで行ったんだけどね) 最後の1冊だったみたいでセーフ。


そんなこんなでお昼抜きで動いていたら、やはり、すごく頭が痛くなってきてしまって(空腹でも偏頭痛が起こる)、その場ですぐ何か食べておけばよかったものの、国分寺までもどり、家の近所のお寿司屋さんで恵方巻きを買ったりして、家についた頃にはかなり酷い状態に陥ってしまった。 ひえ~っと焦り、気持ち悪くなりながら薬を飲むために買った肉まん(笑) を食べて、薬を飲んで小1時間ほど寝た。それで多少良くなった。

その後春佳サンと電話◎

Fと恵方巻きも食べた。この風習については「?」と思うところもあるけれど、海苔巻き大好きだから嬉しい。恵方巻きとして食べるなら、海鮮系じゃなくて卵椎茸きゅうり穴子か桜田麩のシンプルな太巻き派です。



ここ1週間ほど、計画を詰め込んで立てても自分の体調に邪魔されることが多々起きてきていて、本当にそういう動けない時間のことも考えて計画立てないとまずいんだなぁ‥と、悲しいけれどそういうことになってきた。

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