電話もせず、日記も書かず、今は翌日の午前11時まえ!
一昨日途中まで作った(陶芸の窯入れの「栓をする」という作業をするために30分待って利用者が栓をしなければならない掟があるんだけれど、その待ち時間に区民センターの待合室で作った)アニメーションの続きがうまくいかなかったところを切って絶対続きの頭の中にふんわりあるものを作りたいよ、と思っていたのをさっきやっと作ったけれどなんだかうまく行ったのかどうかわかんない感じだったけれど、それでもそれを玲子ちゃんに送ったところ。
「日記を書かないと」というと
「昨日のことなんていくらでもかけるじゃん」と池田が言って
「いや、逆に書けないところある」と言ったら、それは私はアウティング的な部分、つまり日記を書く以上どうしても一緒に過ごした人のことを勝手に明らかにしてしまうみたいなことをよぎらせながら言ったら
「存分に書いてくださいよ」と多分そういう意味とは違うことを考えながら池田は言っていて、でもその言い方のご機嫌な調子が可愛らしかった。
池田が話しかけ続けてくる。
「でも田無まで早めにもう行っちゃおうか」と言ってくる。
「5分だけ待って」
「わかった、禾の靴買おう」
と話しかけ続けてくる。
「お願いだから5分間だけ1人にしてください」
と言ってこれを書いている。
昨日からずっと人といたから、こんな言い方をしてしまった気がする。
昨日の日記。
禾は保育園休み。元々Aと齋藤家で田無神社に遊びに行く予定があって、休む予定だったんだけど、足元が悪そうだからその予定は翌日に延期になった。
田無神社は龍の神様が祀られているらしいというのがAからの情報で、Aは名前が龍一だし、私と諒は辰年だし、私は全然信心深くないけれど、なんか厄年だし厄除けしに行こうかと誘いに乗った。あとHさんのこともなぜか池田が誘って、そしたら誘いに乗ってくれたのでA、Hさん、池田齋藤禾という不思議組み合わせ遠足が実行されるのは明日というか、今これを書いている今日。
でも昨日も禾は休みのまま。朝から公園に行って、雪遊びをした。
もうしっとりとした雪だったけれど、「こういうのは逆にかまくらとか作りやすいね」と池田が言って同意して、しつつ「昨日K君は帰宅したら自宅の駐車スペースに立派なかまくらができていてぶっ壊したらしいよ」と言った。
禾は少し不思議そうにしていたけれど、結構普通の砂遊びのように雪と戯れていた。
「もっと遊びたい!」というように叫んでいたけれど、15分くらいで冷え切った禾と雪だるまを連れて帰宅。雪だるまと一緒に湯船に浸かった。
田無神社に行く予定は無くなったけれど、Hさんはうちに来て池田のワークショップをやる、Aはお汁粉を作る、私はのぎにクッキー作る、というそれぞれの遊びをすることになって、うちに人がいる日だった。
たくさん会話がされた。
禾が昼寝というか夕方寝て
それを見て私が
「正体なく寝ているよ」と発語して
なんでこんな言い方したのかという感覚が自分の中に残っていたけれど
今もう一度玲子ちゃんの日記を読み返したら
”車内でまた正体なく寝たあと”
という描写があって、これが私の中に一瞬で沁みて口から出たんだったんだ。とわかった。
書いて、
染み込んだウエハースという先週話した言葉が頭によぎった。
もういかなくちゃ!なんと〜
今電車の中でこれを書いてる。
作品の中、映像の中というフォーマットが私たちが普段着のまま走れる場所かもという話、ハッとした。外は雪の区民センターの待合室でドローイングしてアニメを作ったのがなんか、意外と健やかだったということも重ねて思った。
クッキーは、車の形のクッキーの絵本が図書館から借りたものであって、それを実物として作ってあげたかった。という私の欲望の実現で、禾はそれを喜んではくれたけれど、食べるというより遊んでいた。
一緒に作る?と挑戦しようかと思ったら、生のままのクッキー生地を食べようとしてしまって、たしかに焼かなきゃ食べられないという理解はまだできないね!とあせった。
こんなことしてる場合?
息切れのピースすぎる!
クッキーのピースたち。
おしまい!
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