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日焼け派「描かれたプール、日焼けあとがついた」

20240216春佳 自分の横顔

普段遅くとも七時には目覚める禾ちゃんが今朝は八時近くなっても起きなくて、そーっと縦にしてみてもムニャ…カクン、スースーというような調子で、昨夜寝たのは夜八時半だからそんなに遅かったというわけでもないし、「一週間疲れたのかな?」「アップデート中ですか?この後起きたらめちゃめちゃ話すようになりますか?」などと話しかけられてもグッと寝ているから池田が「心臓動いてる?」と心配して寄ってきさえした。

いよいよ八時になりそうで、朝だよ〜とか色々と声をかけているとダイナミックな寝返りや伸びをした後ちょっと目が開いてやっと目が合ったから「おはよう」というと「エヘヘッ」と笑ったのはちょっと意外な反応だったし、アプデ完了かも、昨日とは違う禾ちゃんかも、と予感した。別にペラペラ話し出したりはしないけれど。最近はもう完全にこっちが話すことを理解している。池田が「たしかに俺英語喋れないのに英語の夢見るみたいに禾も夢の中ではもうしゃべっているのかもね」とカーテンを触りながら言っていた。


バタバタしたけど九時には制作が始まって、今日は井草区民館へ陶芸しに十三時からいくからその準備と、本当は動かさなきゃいけないU &Cのことに触ったりしながら時々大きい油絵を描いて、ちょっとこれでいいのかどうかわからない午前中だった。

早めお昼に昨日の残りの炊き込みご飯といけちゃんが特急で作ってくれた豚こま野菜炒め。食べながらgooglephotoが知らせてきた丁度去年の今頃の禾ちゃんの動画が可愛すぎるのを見せる。まだうつ伏せで進めないでいたけど挑戦中の動画の中の可愛すぎ禾を見て池田が

「これ虐待の可能性ある」と言って

「え?何が?」

「無理してて可哀想かもじゃん」

「去年の今だよ?」

「うん、六ヶ月でしょ」

「いや去年の今だから、一年前だよ。なんで?」

「いや生後六ヶ月」

(ちゃんとした言葉で話せよ)と思いながらみるみる私の目に涙が溜まって、オーイと自分で思った。

《この生活全てにおいて自分がしていることが正しいとはとても思えない。》

という感情が、昨日の夜中から心の中にずっと満ちていて、それが他者のきっかけによって決壊しただけだった。

「自分のしていることが正しいと思えないので」と言いながら泣いて

「ごめん間違えた」と池田は言っていた。


区民センターまでの道のりは自転車で三十分くらい。今日はやけに長く感じた。心が重いが、と思いながら、《この生活全てにおいて自分がしていることが正しいとはとても思えない。》のだとして、それは私の作品自体が《正しいとはとても思えない》ことを内包している面が多いし、しかもそれが売れていればまだいいのに売れていなければなおさらそういう方向に気持ちがいくもので、だとして、目の前のことを全力で取り組むことしかないんだろう、それは禾ちゃんに相対する時もそうだと思ったり、この後おこなう壺の絵付けの油絵の中に描き込んだ部分と実物の関係だったりを、関係を考えるという形ではなくてどう描くか何を描くかという点を経由して考えていた。

到着して、それでも気持ちは暗かった。

区民センターの入り口、円柱状になった自動ドアが今日はやけにピカピカと光って見えた。


最初すごい暗い気持ちだったんだけど、集中するしかないタイムリミットの中で作ってたら作品もじわじわできてきて、なんと最後気持ちが明るくなった!

シングルタスクの健やかさ。

やったー!

日記の絵なのか、なんなのかよくわからないけど、雪の日からの時間の絵を壺に描いている。


「見たものを思い出して描く」というところをだいぶ手放してきているな〜と感じた。

「見てもいないものを思い出して描く」みたいなところもあって笑えた。

頭の中で実際に見たもの?

自分の横顔もそうだよね。見てもいないのに描いています。


禾ちゃんをお迎えするのが今日は私で、区民センターを少し早めに引き上げる。いけちゃんはのみかい。

禾は自転車に乗ったら「エヘッ」「イヒッ」と笑っていて、顔を覗き込んだら嬉しそうだった。

作り置きのブロッコリー、大豆、ごぼうサラダ、お昼の肉野菜炒め、炊き込みご飯を温めたりおにぎりにしたりしている間、禾にはシナプしゅを見ていてもらって、そうしたら禾が「アア!」とキッチンの方に呼びにきた。ついていくと、以前私と池田が「これりょうの踊りにしか見えない笑」と大笑いしていた「今日のシナ田さん」というコーナーが始まったところで、「これ見せに呼びにきてくれたの?!」と笑いつつ感動。お膝に抱っこして一緒に見る。 https://youtu.be/GnKnYVjjX4I?si=8QQGnzi-fRQh01ez

見なくてもいいんだけど…池田が家でしか見せてくれない踊りにめっちゃ似てるんだよ笑。


禾はブロッコリーの芯しか食べないこだわりがあったのだけれど、私がふさふさのところを、「木みたいだよね〜」と言っているのにガブっと食べた驚きと興味によってか急にガブっとふさふさのところを真似して食べた。他のものもよーく食べて、お腹がカンカンになっていた。クナイプバスソルトの青いお風呂に入る。先にこっそり頭を洗っていたら、ダダダッと走ってくる音がして、「お風呂に入る?」と聞くとウンウンと全身で頷くので驚いた。絵本を読んでいたら暗いキッチンの方に行ってガサゴソ、何を持ってきたかと思ったらそのページにあるのとそっくりなバスを持ってきて見せてくれた。この絵に似たバスを自分は持っていてそれがあっちの部屋にあるとわかるので持ってきて見せる、という一連の行為の連続性に私は感動しました。もう寝ています。アップデート中かもしれない。


玲子ちゃんが1歳から保育園に通っていたと聞いたら目の前が明るくなった!

禾が賢き天使になる可能性を感じた!

ていうか今赤ちゃん玲子ちゃんを見たいという欲望が生じた。笑

禾ちゃんと一緒にいたいのは本当にジレンマというか私のわがままなんだと思う。ずっと一緒にい続けたら最高に楽しいけれど狂いそうには確かになるし(困る!)、だからと言って自分の制作がどんなに頑張っても定量的ではないというか、今日やったことが全部無駄でしたってなるとしてもその逡巡含めたものであるから「禾と一緒にいた方がよかった!」と泣きたくなる日がある。引き裂かれ続けているしやるべきことができていない怯えもあって引き裂かれ切ってこの三〜四日はその谷間に落ちていたんだね。と眺めてみる。


玲子ちゃん、風邪気味だと一昨日の電話でも言っていたね。

花粉も舞ってるしそれが喉を痛めつけるというところもあるか? 「コロナ後遺症で体力減4倍」というニュースの見出しを昨日Yahoo!ニュースで見たよ。

どういう倍なのかわからないけれど(人数?)、やだね!

もうキューピーコーワゴールドαの出番かもしれない。と回し者のようだ。

この土日で回復に向かうといいなあ。

展示までの土日が、あと3回しかないって、知ってた…?😇


(玲子氏のバレンタイン、もしやダンデライオンチョコレート?鎌倉店で昔いけちゃんがチョコを買ってくれた!可愛い思い出があり、吉祥寺のアトレに最近入ったことを嬉しく思っていた😊)

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