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日焼け派「描かれたプール、日焼けあとがついた」

20240309春佳 バナナ

今朝は10時からオンゴーイングで美術教室講師。「きらいな食べ物を描く」私はバナナ、Iさんもバナナ、生徒さんはピーマンパプリカを描いていた。すごいいい絵が完成していた。他の作家さんの画材を使うことに新鮮なきもち。Iさんはきらいという感じを画面に構成していてさすがだった。私は素直に描きむしろ食べたい憧れもあるようなスッとしたバナナになった感じ。

バナナは2階の展示してる絵にも描いてて、私が持ったバナナをのぎの手が剥くシーン、のぎがいるから解像度があがってきた手触りや匂いやらがおもしろくて、その繰り返しも面白くて、画面の中に2箇所描いた。


お昼池ちゃんがオムライス作ってくれた。


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息切れのピース、息継ぎのピース


齋藤春佳と松本玲子による「息切れのピース、息継ぎのピース」を開催いたします。


齋藤と松本は2020年に東京都美術館の企画公募展にて展覧会「描かれたプール、日焼けあとがついた」を企画開催し、展覧会タイトルに因んで日焼け派を結成しました。

社会的言語で認識可能な有用性に依拠しない作品を「描かれたプール」(例:絵に描いた餅)になぞらえ、それを制作/鑑賞することによってのみ起こる経験や知覚方法の変化――事後的に輪郭が判明する、言語化しづらく身体的ですらあるその事象に「日焼けあとがついた」というセンテンスを用いて焦点を当てました。


本展には、交換日記という書き込み板、齋藤の制作、松本の制作、その3つの"面"がベースとしてあります。

当初は単に互いの近況や考えを共有する「昨日の続きの話が今日できる"面"」として生じた交換日記は、両者の生活と制作において徐々に存在感を増します。

日記を書く瞬間は生活できません。そういう意味でも存在感を増す日記に圧迫されて生じた息切れの巻き起こす風が、翌日もう1人の日記のページをめくる。そこに書きつけられた生活と制作。

日記に書かれたシーンが描かれた面。

それがまた日記に書かれること。

日記を書く前提を通して眺められた制作や生活の一瞬。

書き付けられた面から、名付けようのない、見えるものとしてはまだこの世に存在しない時間を意識すること。

絵の具を塗ると同時にアイシャドウを描いている面。

絵の具を塗ると同時に絵の具で日記を描いている面。

そうして書かれた日記、引かれた線、膨大な輪郭によって、書かれないボリューム分の時間が姿を現します。


ショットとショットの間の空白によって駆動する共作のアニメーションは、制作が生活によって切断されながら現れる状況自体です。また、その空白は交換日記上で1人が書く日には書かれないもう1人の日記にも重なります。そしてその生活と制作の往来、面と面、ピースとピースを継ぐ身体によってこそ立ち現れる両者の作品自体でもあります。

「しみこんだウエハース」として纏められた交換日記と合わせて、ぜひご覧ください。

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玲子ちゃんが書いて渡してくれたテキストを完成させてプリント。

Mさんが書いてくれたものと並ぶと存在が似ていて、どうしようかな?とちょっと考える。

ご挨拶みたいなかたちをやめようかな。



オープニングは17時と早めに時間を設定したら全然人が来なくてどうしようと思ったけど、最終的にいろんな人が来てくれてありがたかった。ふっくらしたピザとアップルクランブルとサラダが美味しかった。Wくんが搬入のおわびにとケンタッキーとケーキとシャンパンを持って登場してくれて、むしろ申し訳ない!と笑ってしまったけれど、ピザをパクパク食べ切ったところにパーティー二周目がはじまりありがたかった。

小川さんの胸で禾が寝ていた。そのあとピカピカになって走り回っていた。ヨイショ、ヨイショと発語しながら階段を登っていた。

「玲子ちゃんは?」と聞くと玲子ちゃんを指差し、優しくタッチしていた。

帰り道、ちょっと最後の方もう少し禾を見てくれていてもよかったんじゃない?私の展示のオープニングなのに…と池田に文句を言ったら

「君が禾を一番だと言ってるのは口だけだ」

と言われて、そうだよと泣いた。


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