あっという間に7の日が来て、そして週末に。。
この前の7日は春佳サンたちと会った日で選挙の日でもあった。
あの日はすごく暑かったね!(そして今日また7日の暑さが返ってきたような暑さだ)
つるちゃんの作品と、アイスクリームと地中海料理…楽しくて美味しかった。
ベージュのサンダル、禾ちゃんもうすっかり履き慣らしてそうだなと想像している◎
リアルで話し足りないからまた会いたい…。(と書いてぐずぐずしているうちに昨日春佳サンからLINE来た😊)
選挙の結果は…多少予想していた部分もあったけれど、それよりもカルトっぽい集団の勢力が強くなってアピールが派手になってきていて(前々から始まっていたことだけれど)、それが怖いし暗澹たる気分になった..。
私が投票した候補者の人が語っていた幾つかのことに、本当にそうなったらいいなという内容が2~3くらいあって、どれもそう不可能な政策じゃないように思えて淡い期待を抱いていた。でも落選すると当然それらはゼロになり、当選者や他の人たちはまったく掲げていない内容で…。世間との距離というか、自分がこの世の中で何とかやっていけるだろうかと日々うっすら不安だけれども、なんだか笑ってしまうくらい生きている世界の違いを感じてしまった。
17日の日は朝から仕事に出た。前日というか前夜に家でちょっと恥ずかしいハプニング(ハプニングって死語??)というかがあって、そのことに気を取られつつ過ごした。
ここ数日間、下手したら1週間くらい? 都現美のホー・ツー・ニェン展の図録をリュックに入れて過ごしていたのだけれど、それをようやく読み終えた。(何をするにも時間がかかる自分がいやになる‥) 新井知行さんとアンドリュー・マークルさんのエッセイがよかった。他の方のも。つまりほとんど全部笑。あと「時間のT」のテキストの面白さ。2回見に行ったけれど結局見逃した「名前のない人」、見ておきたかった‥。トニー・レオンのパッチワークで作られた作品というのも興味をそそる‥(おい)、などなど。
あいちトリエンナーレで「旅館のアポリア」を見た時は、ホーさんの少し大仰な演出を訝しんでもいたのだけれど、それも敢えてのことなのだと図録を読んで少しわかった。
扱っている題材が題材だけに、ヴォイス・オブ・ヴォイドの戦時中の京都学派のことや、作品の中でそれを語る声の抑揚の独特さと暗さに、何か引きずり込まれるものがあった。もうすぐ8月だから余計に喚起されるものがあるように感じる。
そんなホー・ツー・ニェン余波で、この前の3連休は久方ぶりに小津安二郎の「晩春」と「秋刀魚の味」を見てしまった。
「晩春」の最後で笠智衆さん演じる父親の周吉さん、林檎の皮をむいてたわ。そんで思ったよりかなり早いスピードでスルスルむいていて少し驚いた。皮むき上手! ホー・ツー・ニェン作品のアニメーションではもうすこし辿々しい、途中引っかかりながらむいているような感じだったから(というか不思議な表現だったよね、皮の垂れ下がり方とか)。
りんごの皮むきそのものに対して展覧会では「時間と呼ばれる一次元空間が、ふたたび戻れぬ方向をとりつつも、円環をなしてふたたび戻って来る無限遠点となる」という引用の言葉を当て、「晩春」の皮むきに対しても「時間のナイフで皮をむく」という言葉を当てていて、単純な私はそれに「おお…」と感心して、「晩春」のこの速度の皮むきに対してホーさんの言葉を頭の中で唱えながら見ようとしたけれど、それは難しかった。巻き戻して3回くらい見た。笑
それ以外のところで、「晩春」てなんとも言えない妙な迫力のある映画だと思った。エディプスコンプレックスとか父娘の性的な~とか語られてもいるけれど、まぁ、原節子さんがなまめかしいからそう見えなくもないけれど、そうじゃないのでは?と思った(思いたい)。戦争に翻弄されて体を壊して、ようやく回復した主人公が主体的に働ける場が、母親が生きていたらそこにいた場所、役割であっただけで。そして父親という(性的なものを介さない)安心できる人のいる空間だからこそ得られる自由…。最初の主人公のすごく生き生きした感じに何かわかる~と思ってしまった。そういうやっと得られた居心地のよさから、でもそれを新しい場所・新しい人とそういう場を作りなさいねという世の理に対して葛藤して抵抗する話なんだなと。直接は触れられないけれど、戦争で奪われたものと(そこから回復していくことと)関係性を変化させていかねばいかないことの、種類が違うけれど似た痛みのようなものを描いている‥という、私はその(普通すぎるかもしれない)解釈だけで済ませておきたいなと思う、今の気分、今日このごろ。笑
あと主人公の紀子が親友のアヤちゃんと夜にティータイムする場面があるのだけれど、紅茶のおともがパンだった。それも、食パンぽいパンに見えた。戦後すぐの昭和のティータイムはスコーンなんて無いから代わりにパンだったのか‥検索しても当時の戦後すぐの上流家庭のお茶の習慣はわからないから、貴重な描写だった👀
…つまりこの場面を見て紅茶でティータイムをしたくなったということ...。影響を受けやすいから🫖笑
(感想文すぎて恥ずかしくなってきた。。)
都現美のあとに練馬区美の三島さんの展示にも行けたよ~ 最終日だからすごく混んでいた!
作品はもちろんのこと、本人のインタビューや屋外設置の巨大作品のドキュメントとか面白かったね。言葉と姿に励まされるものがあった。バイタリティーにあふれている。
会場で、大安売りのチラシを転写した作品が展示台に並べられていて、そこで男の子がポーズをとる彼女の映え写真?をずっと何カットも撮っていて面白かった。ちょっと撮りすぎてて鑑賞のじゃまだったけど笑 そしてこの作品はおしゃれな感じで映えるのかな?とも思った。そういう、三島さんのおしゃれとかとも違うどこかザラっとした感触がとてもよかったので。
それにしても日が過ぎるのが早くて怯える。。
日記と称して時間差の感想文を書いた。
前回春佳サンがあげていた阿部さん禾ちゃんとの3人の七夕の絵、ハッとする良さがあって、思わず写真を保存したことを報告します◎◎
来週はどこかでお互いの時間を重ねられそうな気配がする‥(この言い方気持ち悪いかしら‥)
前回の春佳サンの日記を読んだFからも、早く2人でお茶をするように勧められていたんだ🫖笑
ウエハース会議もかねつつになるかな、楽しみ!
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